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糖尿病は、血糖値(血液中のブドウ糖濃度)の高い状態が続く病気です。

糖尿病には、何らかの原因でインスリンを作るすい臓のβ(ベータ細胞)が破壊されて発症する「1型」と、肥満や過食、運動不足などが原因でインスリンの作用が低下したり、インスリンの分泌が低下するために発症する「2型」があります。

痛みなどは無く、「のどが渇きやすい」「尿が多い」などは進行してから出現する自覚症状です。放置しておく「神経障害」、「網膜症」、「腎症」「動脈硬化」などの血管障害が進行します。

血管障害を防ぐ為にも血糖値のコントロールが重要です。

【血糖コントロールの指標と評価】

 

空腹時血糖値
   (mg/dl)

80~110未満

110~130未満 

130~160未満

食後2時間血糖値
   (mg/dl)

80~140未満

140~180未満

180~220未満

HbA1c(%)

5.8未満

5.8~6.5未満 

6.5~8.0未満

血糖値のコントロールがポイント

食事療法・・
●栄養バランスの良い食事をとりましょう。1食600Kcal程度、1日1,600~1,800Kcalの食事を目安にしましょう。(野菜たっぷり、甘いものや脂肪分の多いものは控える、薄味)
●一口に30回噛んでゆったり食事をして摂取エネルギーをコントロールし、肥満を予防しましょう。
●禁酒や節酒に努め、ストレス減らしたり休養を十分摂りましょう。
運動療法・・
●一日30分程度のウォーキングなど自分に適した強さの運動を毎日の生活に組み込みましょう。
薬物療法・・
●1型糖尿病:最初からインスリン注射
●2型糖尿病:基本は食事療法と運動療法です。十分に血糖をコントロール出来ない場合は、経口血糖降下薬を服用します。

高尿酸血症は、血液中に尿酸が多くなった状態をいいます。尿酸塩(尿酸の血晶)が関節などにたまると激しい痛みを伴う炎症発作、いわゆる「痛風」発作を起こすことがあります。痛風は9割以上が成人男性に発症しますが、痛風の背景には持続する高尿酸血症があることから、高尿酸血症の診断基準が以下のように定められています。

高尿酸血症の定義

正常
血清尿酸値 7.0mg/dl以下    (年齢・性別問わず)
高尿酸血症
血清尿酸値 7.0mg/dlを超える場合(年齢・性別問わず)

6.0mg/dlを超えた場合、注意していただき、7.0~8.0mg/dlでは、生活習慣の改善が必要になります。8.0mg/dl以上では治療を考慮しましょう。

原因は?

血液中に尿酸が増える原因は、次のように考えられています。

  1. 尿酸が体内で多く産生される。(先天性の代謝異常、造血器疾患、無酸素運動、アルコール過剰、肥満、など)
  2. 尿酸の排泄が悪い。(遺伝的体質、無酸素運動、脱水、アルコール過剰、肥満、腎不全)
  3. 1.と2.の両方。

放っておくと、尿酸値が高い人は痛風だけでなくさまざまな病気を合併するとみられています。(脳血管障害、心疾患、腎障害、尿路結石、痛風結節)

治療のポイント

  1. 肥満があれば解消する
  2. 尿酸を増やさない食生活を習慣にする。
  3. 水分を十分に取る
  4. 飲酒を控える
  5. 激しい運動は避け、適度な有酸素運動をする。

治療は、薬物でのコントロールが中心になりますが、生活習慣の修正も大切です。

偏った食事、運動不足、ストレス、喫煙、飲酒など、主に長い間の生活習慣が原因となる病気で、代表的なものに脂質異常症、高血圧、糖尿病があります。これらは自覚症状がはっきり現れにくく、気づかないうちに動脈硬化が進み、ついには狭心症、心筋梗塞、脳卒中、閉塞性動脈硬化(ASO)など重大な病気を引き起こしてしまいます。

さらに、いくつかの生活習慣病や因子が重なると、心臓病や脳卒中が生じる危険性が一層高まります。生活習慣の改善は生活習慣病の予防につながりますし、かかった後でも治療のポイントになります。自分は大丈夫と過信せずに、いつも生活習慣全般に注意を払いましょう。

☆ライフスタイルを改善しましょう!

生活習慣病は、主に生活習慣の乱れが原因で起こります。予防の基本は毎日のライフスタイルをチェックすることです。

  • 食生活はバランスよく

飲み過ぎ、食べ過ぎは生活習慣病の原因になります。夕食が遅くなった場合は量を控えめにしましょう。

  • 適度な運動を生活に取り入れましょう。

毎日の軽い運動は、気分をリラックスさせ、血圧や血糖値、血中脂質濃度を下げる効果があります。積極的に歩くようにしましょう。

  • 睡眠を十分にとり、リラックスした毎日を過ごしましょう。

ストレスは、万病のもとです。

  • アルコールはほどほどにして、タバコはやめましょう。

ビールなら1日に中ビン1本くらい、日本酒なら1合までが適量の目安です。

定期健診の活用を!

合併症を防ぐためには脂質異常症、高血圧、糖尿病などを正しく知る必要があります。

自覚症状がなくとも定期健診などで、日頃から自分の身体の状態をチェックしましょう。

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血液中の脂質、血圧、血糖がやや高い程度であっても内臓肥満がある場合には注意が必要です。内臓肥満、脂質代謝異常、高血圧、糖代謝異常の重複は、メタボリックシンドローム(代謝異常症候群)と呼ばれており、心筋梗塞や脳卒中を引き起こす危険性が高く、注意が必要です。

本診断基準では、必須項目となる内臓脂肪蓄積(内臓脂肪面積100平方cm以上)のマーカーとして、ウエスト周囲径が男性で85cm、女性で90cm以上を「要注意」とし、次の3項目のうち2つ以上を有する場合をメタボリックシンドロームと診断する、と規定しています。

メタボリックシンドロームの診断基準

ウエストサイズ
男性:85cm以上
女性:90cm以上
上記のほか、次項2つ以上ある方はメタボリックシンドロームと言えます。
  1. 高トリグリセリド(中性脂肪)血症
    150mg/dL以上
    かつ、または
    低HDL-コレステロール血症
    40mg/dL未満
  2. 収縮期血圧
    130mmHg以上
    かつ、または
    拡張期血圧
    85mmHg以上
  3. 空腹時高血糖
    110mg/dL以上

血液中の脂質(あぶら)が多いというだけで、自覚症状はありません。しかし、脂質異常症を放置すると動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳卒中などを引き起こす危険性が高くなります。

血中の脂質をしっかり管理しましょう

特に総コレステロールまたはLDL(悪玉)-コレステロールを目標値までしっかり下げましょう。心筋梗塞・脳梗塞などの合併症や危険因子の数により目標値が違います。

治療方針の原則 カテゴリー 脂質管理目標値 (mg/dL)
一次予防
まず生活習慣の改善を行った後、薬物治療の適応を考慮する
  LDL-C以外の主要危険因子 LDL-C HDL-C トリグリセライド
I(低リスク群) 0 160未満 40以上 150未満
II
(中リスク群)
1~2 140未満
III
(高リスク群)
3以上 120未満
二次予防
生活習慣の改善とともに薬物治療を考慮する
冠動脈疾患の既往 100未満

日本動脈硬化学会「動脈硬化疾患予防ガイドライン2007年版」より

生活習慣を改善しましょう

動物性脂肪を多く含む食事は、総コレステロール値、LDLコレステロール値を上昇させます。(卵黄、魚卵、脂身の多い肉、乳製品※バター、牛乳)

おすすめしたい運動

1日30分週3回程度の無理のない運動:ウォーキング、ジョギング、体操

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